プライマリーオイル
プライマリーとは、エンジンで得た動力を、リアホイールに伝えるための初めの機構であり、「プライマリー」という言葉も「第一の」という意味のものです。
プライマリーオイルは、プライマリーチェーンとスプロケットの動きをスムーズにするということです。
さらに、クラッチで生じる熱を冷ます冷却作用もあります。
スポーツスターの場合は、ミッションとプライマリーが一体ですので、スポーツトランス・フルードというオイルを使用します。
プライマリー、トランスミッションのいずれも、様々な部品がオイルをかき回してしまうことになり、その際にオイルの泡立ちが起こってしまうと、オイルの粘性が低下します。
粘性が低下すると、金属同士の潤滑という役割が、果たせなくなってしまいますので、プライマリーには、泡立ちにくい性質(対発泡性の高い)のオイルが使われます。
プライマリーオイルは「エンジンオイルの交換2回ごとに、プライマリーオイルの交換を1回」と考えればよく、トランスミッションオイルと同じタイミングで交換していくと良いでしょう。